本文へスキップします。

ここから本文です

最終回 新掛金率が決まりました(KKR平成16年10月号掲載)

「私たちの共済年金」(KKR平成16年 10月号掲載)より

連合会では、本年10月が共済年金の財政再計算時期に当たることから、財政再計算結果に伴う定款変更案を運営審議会に提案しました。

定款変更案は、同審議会の審議を経て、財務大臣に認可申請を行い、10月1日付で申請どおり認可を受けました。

これにより、新掛金率が決まりました。

また、10月1日付の官報に、認可を受けた定款変更の内容について公告しています。

1.新掛金率

(%)

  16年9月まで 16年10月~ 17年9月~ 18年9月~ 19年9月~ 20年9月~
掛金率 7.19 7.2545 7.319 7.3835 7.448 7.5125

2.今回の財政再計算の特徴

今回の掛金率は、厚生年金と同様に、毎年引き上げることにしています。

平成16年6月16日に成立した国家公務員共済組合法等の改正において、国家公務員共済組合と地方公務員共済組合の両制度間で財政調整を行う新たな仕組みが導入されましたので、国共済連合会の定款に財政調整に関する事項を新たに設けました。

具体的には、費用負担平準化のための財政調整と、年金給付に支障を来さないための財政調整です。

3.審議経過

新保険料率算定の基礎数値や計算結果などについて、年金業務懇談会(事務主管者5名、組合員代表者5名、学識経験者3名で構成)において6月22日以降5回にわたり慎重な検討が行われました。

財政再計算結果の新保険料率などについて、8月30日開催の運営審議会(事務主管者8名、組合員代表者8名で構成)の懇談会に説明しました。

8月31日開催の第75回年金業務懇談会での「まとめ」を経て、新掛金率の適用に伴う国共済連合会の定款変更案を9月13日開催の第51回運営審議会に提案しました。運営審議会委員の方から、「連合会としても今後の年金制度改革議論において、組合員、国民の立場に立った制度の確立に尽力を願う」、「新たな保険料率については、積極的な賛成とはならないが消極的了解としたい」などの意見表明がありましたが、原案どおり議が了されました。

4.終わりに

これまでの国共済年金の現状や財政再計算についてのKKR掲載記事等は、連合会のホームページをご覧ください。