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第3回 国共済年金の現状(2)〈組合員と受給権者の年齢構成〉(KKR平成15年 7月号掲載)

「私たちの共済年金」(KKR平成15年 7月号掲載)より

前号では、組合員数と受給権者数の推移が年金財政に大きな影響を与えることを紹介しました。今回は、組合員と受給権者の年齢構成について紹介します。

1.組合員の年齢構成

組合員の年齢構成を5歳ごとに区分したものが別表1です。

最も組合員数の多い年齢層は、25~29歳で165,324人(14.9%)、次いで30~34歳で164,196人(14.8%)です。公務員の定員管理の関係と思われますが、年齢によるばらつきはあまりなく、平坦であるといえます。

別表1 年齢階層別組合員数の分布(平成13年度末)

年齢 組合員数(人) 割合(%)
~19歳 14,851 1.3
20歳~24歳 74,298 6.7
25歳~29歳 165,324 14.9
30歳~34歳 164,196 14.8
35歳~39歳 151,820 13.7
40歳~44歳 145,658 13.1
45歳~49歳 134,740 12.1
50歳~54歳 152,508 13.7
55歳~59歳 85,967 7.8
60歳~ 21,041 1.9
合計 1,110,403 100.0

年齢階層別組合員数の分布(平成13年度末)

(注)動態統計調査による。

2.受給権者の年齢構成

受給権者の年齢構成を同様に区分したものが別表2です。

最も受給権者数の多い年齢層は、70~74歳で208,701人(23.6%)、次いで65~69歳192,754人(21.8%)です。5年前の平成8年度末での最も多い年齢層は65~69歳の207,431人でしたから、着実に高齢化が進んできています。また、年金受給権者が増え続けているとともに、平均寿命の伸びに伴って年金を受給する期間も長くなってきていることがうかがえます。

別表2 年齢階層別年金受給権者数の分布(平成13年度末)

年齢 受給権者数(人) 割合(%)
~59歳 29,812 3.4
60歳~64歳 148,340 16.8
65歳~69歳 192,754 21.8
70歳~74歳 208,701 23.6
75歳~79歳 148,160 16.8
80歳~84歳 84,003 9.5
85歳~89歳 48,864 5.5
90歳~ 22,512 2.6
合計 883,146 100.0

年齢階層別年金受給権者数の分布(平成13年度末)