障害共済年金

受給要件

障害共済年金は、次の1から3のいずれかに該当したときに支給されます。

1.組合員である間に初診日のある傷病により、障害認定日(初診日から1年6月を経過した日またはその前に症状が固定したときはその日)に障害の程度(注)が1級から3級までの障害の状態にあるとき。

「症状が固定したとき」とは...
症状が固定したと判断できる例として、次のようなものがあります。

  1. 人工弁、ペースメーカーなどを装着した日
  2. 人工透析を開始して3か月を経過した日
  3. 上・下肢の切断または離断した日
  4. 人工骨頭または人工関節をそう入置換した日
  5. 人工肛門または尿路変更術を施した日から起算して6か月を経過した日
  6. 新膀胱を造設した日

(注)国家公務員共済組合法施行令で定める障害の程度をいいます。

2.障害認定日に3級以上に該当しなかった方が、同一傷病により、その後65歳に達する日の前日までの間に3級以上に該当し、請求したとき。

3.組合員である間に初診日のある傷病と組合員となる前にあった他の障害とを併合して2級以上の障害の状態になったとき。

年金額

障害共済年金は、次の合算額となります。


年金額を構成する各種金額の計算式は以下のとおりとなります。

厚生年金相当額(AとBを比較して高い方の額)

A.本来水準額(イとロの合計額)

B.従前保障額(イとロの合計額)

(注)

  1. 組合員期間の総月数が300月未満のときは、イ、ロのそれぞれの額に換算率(300月/組合員期間の総月数)を乗じます。
    また、障害の程度が1級のときは、その額に125/100を乗じます。
  2. 組合員期間の月数は、障害認定日までの月数となります。
  3. 昭和13年4月1日以前に生まれた方は、0.999に読み替えます。

<厚生年金相当額の最低保障額>

障害基礎年金が支給されないとき(障害等級が3級のときなど)で、厚生年金相当額が584,500円に満たないときは、584,500円が保障されます。

職域加算額(AとBを比較して高い方の額)

A.本来水準額(イとロの合計額)

B.従前保障額(イとロの合計額)

(注)

  1. 組合員期間の総月数が300月未満のときは、イ、ロのそれぞれの額に換算率(300月/組合員期間の総月数)を乗じます。
    また、障害の程度が1級のときは、その額に125/100 を乗じます。
  2. 組合員期間の月数は、障害認定日までの月数となります。
  3. 昭和13年4月1日以前に生まれた方は、0.999に読み替えます。

加給年金額

224,300円

障害の程度が1級または2級の障害共済年金について、その方によって生計を維持されている65歳未満の配偶者(子は除かれます)がいるときに加算されます。
生計維持関係については、退職共済年金に加給年金額が加算される場合と同様の取扱いとなっています。
なお、障害共済年金の受給権が発生した時点で、加算対象となる配偶者がいなくても、その後婚姻等により、加算の要件を満たすことになった場合には、加算されます。
また、加給年金額は、配偶者が退職共済年金(組合員期間が20年以上のものか、20年以上あるものとみなされるものに限ります)、障害共済年金、その他公的年金各法の退職(老齢)または障害を給付事由とする年金を受けているときは支給が停止されます。
(注)在職中でも年金の一部が支給される場合があります。

障害基礎年金について

障害の程度が1級または2級に該当したときは、原則として国民年金法による「障害基礎年金」があわせて支給されます。
なお、障害の程度が3級のときは、障害共済年金のみが支給されます。

障害基礎年金の額

障害の程度 年金額
1級 974,125円
2級 779,300円

子の加算額

障害基礎年金の額には、その方によって生計を維持されている18歳未満(18歳に達した年度末まで)の子、または20歳未満で障害の程度が1級、2級に該当している子がいるときは、次の加算額が加算されます。
なお、障害基礎年金の受給権が発生した時点で、加算額の対象となる子がいなくても、その後、出生等により加算の要件を満たすことになった場合は、加算されます。

子の人数 年金額
2人目まで
1人につき
224,300円
3人目から
1人につき
74,800円

障害の程度 障害の状態
一級 1 両眼の視力の和が0.04以下のもの
2 両耳の聴力レベルが100デシベル以上のもの
3 両上肢の機能に著しい障害を有するもの
4 両上肢のすべての指を欠くもの
5 両上肢のすべての指の機能に著しい障害を有するもの
6 両下肢の機能に著しい障害を有するもの
7 両下肢を足関節以上で欠くもの
8 体幹の機能に座っていることができない程度又は立ち上がることができない程度の障害を有するもの
9 前各号に掲げるもののほか、身体の機能の障害又は長期にわたる安静を必要とする病状が前各号と同程度以上と認められる状態であって、日常生活の用を弁ずることを不能ならしめる程度のもの
10 精神の障害であって、前各号と同程度以上と認められる程度のもの
11 身体の機能の障害若しくは病状又は精神の障害が重複する場合であって、その状態が前各号と同程度以上と認められる程度のもの
二級 1 両眼の視力の和が0.05以上0.08以下のもの
2 両耳の聴力レベルが90デシベル以上のもの
3 平衡機能に著しい障害を有するもの
4 そしゃくの機能を欠くもの
5 音声又は言語機能に著しい障害を有するもの
6 両上肢のおや指及びひとさし指又は中指を欠くもの
7 両上肢のおや指及びひとさし指又は中指の機能に著しい障害を有するもの
8 一上肢の機能に著しい障害を有するもの
9 一上肢のすべての指を欠くもの
10 一上肢のすべての指の機能に著しい障害を有するもの
11 両下肢のすべての指を欠くもの
12 一下肢の機能に著しい障害を有するもの
13 一下肢を足関節以上で欠くもの
14 体幹の機能に歩くことができない程度の障害を有するもの
15 前各号に掲げるもののほか、身体の機能の障害または長期にわたる安静を必要とする病状が前各号と同程度以上と認められる状態であって、日常生活が著しい制限を受けるか、又は日常生活に著しい制限を加えることを必要とする程度のもの
16 精神の障害であって、前各号と同程度以上と認められる程度のもの
17 身体の機能の障害若しくは病状又は精神の障害が重複する場合であって、その状態が前各号と同程度以上と認められる程度のもの
三級 1 両眼の視力が0.1以下に減じたもの
2 両耳の聴力が、40センチメートル以上では通常の話声を解することができない程度に減じたもの
3 そしゃく又は言語の機能に相当程度の障害を残すもの
4 脊柱の機能に著しい障害を残すもの
5 一上肢の三大関節のうち、二関節の用を廃したもの
6 一下肢の三大関節のうち、二関節の用を廃したもの
7 長管状骨に偽関節を残し、運動機能に著しい障害を残すもの
8 一上肢のおや指及びひとさし指を失ったもの又はおや指若しくはひとさし指を併せ一上肢の三指以上を失ったもの
9 おや指及びひとさし指を併せ一上肢の四指の用を廃したもの
10 一下肢をリスフラン関節以上で失ったもの
11 両下肢の十趾の用を廃したもの
12 前各号に掲げるもののほか、身体の機能に、労働が著しい制限を受けるか、又は労働に著しい制限を加えることを必要とする程度の障害を残すもの
13 精神又は神経系統に、労働が著しい制限を受けるか、又は労働に著しい制限を加えることを必要とする程度の障害を残すもの
14 傷病が治らないで、身体の機能又は精神若しくは神経系統に、労働が制限を受けるか、又は労働に制限を加えることを必要とする程度の障害を有するもの

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